さて、連休中、自由になるのは夜だけど、新調したスピーカーとヘッドホンをかじりつくように聞いてました。
なんとなく違和感とか、まだ慣れ切れてない部分も含めて、なんとか言葉になってきたので感想を書いておこうと思います。
●DALI MENUET
良くも悪くも、楽器や音声のありのままを表現してくれるという前評判はそのままあってると思う。
ヴォーカルが前に出てくるという意見もあったし、間違ってないと思うけど、何よりもまず、一つ一つの楽器の音色や、DJの音や、吐息とかがくっきりと耳に入ってきており、音の解像度は本当に高いと思う。
その細かい部分に意識すると逆にボーカルが物足りないくらいに後ろになってしまうほど。
その高すぎる解像度のおかげで、普段意識しない様なライブ音源の音とかが際立ち多少いらいらするところもあると思う。
一番気になったのは、低い男性俳優の声とかだと、こもったような音が声の後から聞こえる気がするけど、これは普段から聞こえてるけど意識してない音が、解像度が高い上に聞こえてしまうんだと思う。
上記の部分に非常に違和感を感じたので、少し音を抑えると実は気にならない音におさまったりすることもある。
でもまぁ、一つ一つの生々しい音が少し楽しくなってきて、自分の耳もエージングが進み始めたので、せっかくなのでJAZZとかオーケストラに少し手をだしてみようと思った。
これもプラシーボかもしれないけど、ゴム板とインシュレーターをかましてみた。
反響していた音が透き通って聞こえるようになった気がする。
ただ、スピーカーを触っても振動しているように思えないので、これはやはりプラシーボなのかもしれないが、自分がそう感じているのだからしょうがない。
設置したのは正解だと思う。
これからはこのスピーカーが自分のメインスピーカーだし、買い替えるとか一切考えてないので、音楽の世界を楽しみたいと思います。
●ATH A2000Z
こちらも、高音含めた音の解像度は高い、が逆にMENUETほど生々しくなく、むしろ透き通った部分の方に重きを置いている。
大事な音の解像度は高いが、あまり聞かなくてもよいような上のMENUETの男性のこもった部分や、楽器の聞こえない部分はあまり届いてこない。
なので、MENUETからA2000Zに切り替えると、本当に必要な部分以外が綺麗に整理されて聞こえてくるので、美しいとすら感じるほどに綺麗に聞こえる。
でもリアリティの部分はちゃんと表現してるので面白い。
これはこれで面白い機械だと思う。
両方とも、評判通りの名機だと思うし、自分もこれから楽しんでいけるなーと既に満足している。
両方とも、少し高価なので、何かの参考になれば。