FXと愚痴と私

日々思う事とFXで金儲けの事

レバレッジ規制10倍 断固反対 未収金の発生するリスク

さて、今回は10年FXと付き合った個人トレーダー(なんかこういう書き方するとこっぱずかしいですが)の意見から、金融庁の言っているスイスフランの様な未収金リスクが発生し得るかについて私の見解を書きますね。

 

結構まじめに。

 

まず結論から言うと、

 

「有りえない」

 

です。

 

まず、スイスフランショック。あれは人災です。

スイス中銀が人の手によって無制限介入するよと宣言しての撤廃でしたからその溜まりたまったエネルギーは尋常ではありませんでした。

 

普通の変動相場状態であれば相場は間違いなくゆっくりとその方向性に沿って下落するのできちんとストップが効きます。

5秒間の間に5000pipsも動く様な動きは、たかだか一国の銀行が全世界の人間に喧嘩を売った結果そうなってしまっただけです。

その規模が中央銀行vs世界だったのではんぱない反動となっただけですね。

ついでにスイスフラン自体はマイナー通貨ですので出来高も低いのも原因の一つです。

ユーロクロスでトレードとかしてる人いるんだっていうレベルですよ。日本だと。

 

円が変動相場に移ったのも、元々の固定300円以上では既に円の価値が高すぎ支障をきたし始めたからです。一国の力なんて全世界からすると逆らう事の出来る力ではないのです。

 

こういう一国や中央銀行が多分に介在しすぎているものには反動が付きまといます。

あえて今時点で頭に浮かぶのは中国ですかね。

中国の元の変動率は決まっています。国が決めています。2%だったかな?

 

もしこれやーめたってなったら、面白い事になるとは思います。

 

余談ですが、中国ってこういう抑える所は抑えている印象です。(国としてはあまり好きにはなれませんが)

一気に方向を向かせないように変動幅で制限し、ゆっくりとそちらに向かわせる方策を取っているので力が溜まり過ぎることがないのがよいとは思います。

ストップ安とか為替にあるのかな?そこまでは分かりませんが面白い制度ではあると思います。他にも仮想通貨をいち早く禁止にするなど共産主義らしい進め方をしてますね。ただ、現時点での判断としては正しいと思います。

 

国として許可するならもう少し市場が成熟してからでも何も問題ないからです。

日本も少し見習えばよかったとは思います。

 

横道にそれましたが、元に戻します。

 

その人災であるスイスフランショックを起点に物事を考えてしまうともはや全てがリスクになるだけで全く意味を介しません。

 

もしドル円などのクロス円やドルストレートでそれば起きるとするならば、本当に核戦争が起きた時にどれほどの値が飛ぶのかです。ですがおそらく値は1円とか飛ぶ可能性はありますが、約定しないことはないでしょう。

 

金融庁はそれを想定しているのでしょうか?

そんなリスクは別に金融取引所を介した取引でも同じリスクでしょう。

 

上記のスイスフランショック以外に業者が未収金リスクを追うリスクはありません。

土曜の朝から月曜朝までに大事件が起きた場合は、窓を明ける事が十分想定されますのでありえます。

 

もしその時に核が落ちたということになれば、間違いなく1000pips以上値は飛ぶでしょう。そういうリスクを想定しているんですかね。

金融取引所ではそういうリスクはないと?

 

そんなあほなです。おそらく同じ事が起きても業者と同じ事が起きるだけです。

 

昔はレバレッジ800倍で、システムの脆弱性や今のビットコインと同じ様に出来高の低さからスプレッドがとんでもないことになり、一瞬で現在の1000pipsレベルの損失を追えることがままありました。

 

例えば今ではドル円を1万通貨買うと42000円が必要です。

ですが、レバ800倍でドル円を買うと42000円で31万通貨購入が出来ます。

 

そして、当時最も安定していたと思う、最古参のマネーパートナーズでも、スリップなども考慮して、雇用統計の時とかレートはとんでもない値を付けました。他業者はもっとえげつないです。

 

一度何もしらずに雇用統計時に上がったので買いだ!ってやったら70銭下のASKレートで約定て死ぬかと思いました。

実際その時は死にましたけど。

レバレッジは100倍くらいでしたかね。5万円で3ロットで買った瞬間にいきなりマイナス21000円でしたからね。ギャグかと思いました。

 

そのくらい一瞬で値が飛ぶことが昔はあったわけです。

 

もし31万通貨でそういうことが起きると、1万円しかいれてないのに31万*0.7=21万円のマイナスです。

要するに元金1万円が20万円の借金になるわけです。

 

これがレバ規制がなかった頃の未収金が発生しえるリスクでした。

 

現在のレバレッジ規制は25倍です。且つ、雇用統計の時ですら10銭~20銭程度しか開かなくなりました。原因は出来高が上がり流通が高いのと、取引業者のサーバーやプログラムも精度が高く、強靭になったからです。

 

よって未収金の発生リスクは週末を跨いでとんでもない何かが起きた時だけなのです。

だけどインターバンクレートはさすがに業者も見ているでしょうから、もし何かあればインターバンクに直接カバーいれに動くでしょうね。

倒産することにはならないでしょう。

 

後は5秒間に5000pipsも動いた時だけはどうしてもリスクとして残るでしょう。

ですが、もうこのレベルになってくるとレバ10倍にしたところで業者の未収金が少し増える程度で焼け石に水でしょう。

 

そもそもこれクリック365だろうが関係ないでしょう。

要するに、単なるこじつけだと言わざるを得ないということです。

 

最初は個人投資家保護の観点からの規制でしたがもっとまとはずれなので割愛しますが。

 

日本の金融危機がうんぬんの間に、着実に成熟していった仮想通貨市場に歯止めが効かなくなってそっち起点の金融恐慌はまだ想像しやすいです。。

 

国の制限を受けずどんどん分裂と増殖を繰り返すデータ上の通貨の市場が膨れ上がり、それが弾けた時に日本にどれだけの傷跡を残すか想像にたやすいと思いますが、この国の金融をつかさどる金融庁がレバ規制10倍とか意味の無い事に力を費やしている時点で危ないなーと思っています。

 

この規制が間違いなく仮想通貨に人を誘導しているのも事実ですしね。

 

何度も強く言いますが、

 

店頭FXは既に十分に成熟されており、また、天下りの人間が運営していない民間の会社がきちんとした信頼あるシステムで運営されており、また税制の面でも十分に優遇されており、且つ証券会社の株取引に比べて非常にリスクも低い

 

「超安全でクリーンな金融商品」

 

です。金融庁はそれを潰したいだけなんです。

 

そりゃそうです天下り先の人間が作った取引所システムを民間が営業努力で作ってるシステムやサービスに勝てるわけないので。

 

ちなみに個人レベルでFXは危ないと言ってる人は多いと思います。

それの原因は一つ。

 

FXは始める為の敷居が低く、ギャンブル的に少額で始めれるからです。

大体お約束のパターンで、コツコツ負ける(or勝つ)何の根拠もなく全財産突っ込む(もしくは借金で大金)負ける。

 

それくらいしか追証(つか単なる自分で借りた借金)になる危険性は今のFXにはありません。

金融庁はそれをネタに優良だけど自分の息のかかっていない企業を潰したいのだと思います。

 

その事実は間違いないでしょう。

 

本当にこんな民間業者がやってる純粋にフェアな金融商品他にないから無くすのはやめてくれと思うところです。

 

さて、もっとやるべきは他にあることに早く金融庁が気づき規制10倍とかあほな内容を撤廃するように動いてくれることを期待します。