さて、今日は改めてちゃんと書いておきましょう。
レバ規制10倍ではどうやら店頭FXとクリック365で店頭FX(一般企業)だけが規制対象のようです。
何故にかというと、スイスフランショックの様な自体が起きた時に未収金発生リスクがあるため危険なのでレバレッジ自体を小さくして、証拠金額を増やし、未収金の額を減らそうというのが理由の様です。
ついでにわけのわからない理由なのですが、取引所取引は透明性が高く安心安全が売りらしいです。全然意味がわからないですが。
①店頭FXと取引所取引(クリック365)の違い
大きく分けるとDDとNDD方式であることが上げられます。
要するに純粋にスプレッドや手数料取引で儲けようとしているのがDD。
顧客の取引を顧客同士で相殺したりして、いわゆるノミ取引も混ぜつつ儲けるのが店頭FXのNDD方式でしょう。
まだFXが出来たばかりの時は相当に悪質な業者も横行し、ノミ行為やストップ狩りなど顧客の注文を受けずにお金だけ受け取りストップを狩りまくる様なシステムが横行していた時代もあります。
そういう意味ではNDD方式は相当にタチの悪いシステムだったと思います。
ただし今の様に市場が成熟し、情報も十分に出回った現在、不自然なチャートやストップを付ける会社は淘汰されてきています。
そんな中でNDD方式のたちの悪い会社は中々いないでしょう。
上場している企業も大分増えましたのでそういう会社ならまず安全だといえるでしょう。
逆にDD方式は純粋に手数料取引で稼いでいるためスプレッドや手数料のある会社もいまだにあり、あまり一般の顧客や短期トレードで使用している人間にはメリットはありません。ですので市場規模は2016年時点で年間の取引高は
店頭FX:5300兆円
取引所:1300兆円
でした。ちょっと驚いたのは1/4くらいなんだということです。
市場規模はクリック365も相当でかいじゃんというのが正直な感想です。
さて、では金融庁は一体何をリスクと言っているのでしょうか?
①スイスフランショックの様な急激な為替変動の際に未収金の発生リスクがあるので危ない
②透明性が薄いのでシステム的な不安もある?のかな。
では①から。
①未収金発生リスクはクリック365にはないのか?
んなわけあるかいって話です。
おそらく多少なりとも店頭FXは負けを見越して顧客の資金を相殺したり、呑んでる部分があるのでその規模次第ではカバーが追い付かず相当な未収金が発生するとの理由なのでしょう。
この理由自体もトレードをやってない無能な評論家なる人間が数値上で勝手に想像しているだけです。
では、クリック365はスイスフランショックの時には凄いレートをつけなかったのか?
否、ちゃんと113→130円とかの素敵なレートをつけています。
そもそもインターバンクレベルで約定していないのでクリック365でも全く同じ損失になっていたと思います。
カバーがどうとか、そんなもの一切関係なく全員が大損したことでしょう。
クリック365ではそれが起こらなかったのかというとんなこたないでしょう。
確かにカバーの金額次第では、呑んでるはずの金額次第ではFX会社が負担する金額は膨大になる可能性もあります・・・・が
「スイスフランショックを基準に考えるなどあほが」
っと言っておきたい。
あんなもん人災以外の何でもなく、普通に流動性の高い通貨で、国が無制限介入なんて制限かけてる通貨他にあるかい。
あんなスイス中銀の様なばかげた政策でもしてない限り3000pipsも値が飛ぶ事件がおきるかーい。
もしそんな人災の可能性があるならそこを規制すりゃいいだろうと思います。
そんなわけでクリック365だろうが、店頭FXだろうが関係ないです。
規模が4倍で呑んでる金額次第では危ないよねというわけわからん理論でやってますが、クリック365も全然かわんないです。未収金は発生します。
私の中では店頭の方がシステムがきちんとしているので、カバーとかもかなりちゃんとやってると思うんですよね。
金融取引所とか天下りだけで作ってるやつらのシステムの方がよっぽど怖いですね。
実際、FX市場最悪のシステムトラブル事件はクリック365だけで起きました。
ランド円事件で調べてください。
スイスフランショックは実際に起きた事実としておきましたが、ランド円事件はシステム不具合で起きましたからね。
「むしろクリック365の方が心配」
ついでにいうと、異常な値をつけたことによる集団訴訟も起きましたが、マーケットメーカーの値にバグがあったので作成元には非難ゴーゴーでしたが、クリック365には非はないという結論になっていたと思います。
「要するに何も保証しないシステムが出来ている」
ってことですよね。
どこが透明性が高くて、システムトラブルも少ないシステムなんですかね。
スイスフランショックのことは全面に出すけどランド円事件のことは一切触れないのにも呆れます。
ついでにこの二つの事件で大きく違うのは
スイスフランショックは損した人も大きいですが、利益が出てる人もいます。日本には少なかったのでしょうが。爆益になったと思います。
ですがランド円事件では損した人「のみ」しかいません。
なにせBIDレートだけ異常値をつけたのです。
なので買ってる人だけ損をして、売ってる人のASKレートは変わらずなので損した人しかいないという中々にに素敵なシステム障害でした。
さて、この情報でもクリック365が安全ですかね?わかりますよね?
正直市場規模も1/4しかないのでクリック365でもスイスフランショック起きたら多額な未収金が発生するでしょうね。
変わらんですよ。
取引所のシステムを利用して、利用料払えってことじゃないですか?
店頭だと取引所は関与出来ないけど、クリック365なら自分達の懐が温まるでしょうからね。ここぞとばかりに市場を乗っ取りにかかっているのでしょう。
この程度のことしかやってないんですよ、この国の金融庁という機関は。
結構多いのが、店頭FX潰されたら海外使うか、それとも仮想通貨を検討している人がいないとい事実。
多少はクリック365にも流れるでしょうが、皆取引所のシステムが怖いのをよく知っているのでしょうね。流れる人はそれなりに少ないのではないでしょうか。
ついでにFX市場もかなり縮小するので残ってる人にもそれなりにツライ状況になるかもしれませんね。
株や先物みてもわかるように、よっぽど怖い金融商品しかないのに取引所取引の扱う金融商品は扱いたくないのが正直なところですね。
金融後進国と後ろ指さされてもおかしくないこのどあほな規制を本当に実施するのかはチェックしておこうと思います。