FXと愚痴と私

日々思う事とFXで金儲けの事

社内SEの種類

社内SEってITの世界では一般的に聞く言語だけど、その担当業務は相当に広い。

 

何故なら会社によって仕事の内容が全くといいレベルで違うからだ。

会社でIT関連全般の業務を行う人間の総称を「社内SE」と言っているケースが多いと思う。

 

かくいう自分の会社でも、おそらく私が入社するまでは、基幹システムの開発をメインで行うメンバーの事を社内SEと呼んでいたと思う。

実際私も1開発メンバーとして採用されたのだから間違いなく。

 

ただ会社の規模が100人を超えてきて、ISOや基幹システム以外のITの部分が増えてきて、そればかりでは立ちいかなくなってきていたのも事実で、そのためのメンバーも一人雇われていた。

まぁその頃に増員したメンバー全員辞めているのだけど。

 

結局今自分は以下の事をやっている。

①部内の稟議関連

②部の開発メンバーの進捗管理

③インフラ周りの設定や、ネットワーク周りの技術者との調整

④IT関連の運用、規定の策定

⑤他部署との調整

⑥ISO関連のIT部分の対応と調整

⑦基幹システムの設計

⑧基幹システムの開発

⑨各種業務システム、基幹システム(全部で25サーバー)の障害・保守対応

 

 

っとまぁ正直開発特化していない部分で、それ以外の全てをやっている状態となっている。3人いるうちの私が上記で、もう一人が上級SE+別の基幹システムを面倒をみるようにしている。(そこまで工数を割かない)

もう一人は完全に開発に特化してもらっている。

 

これも一言でいうなら「社内SE」とよばれるのだからうーんとなるよねっと。

 

普通にSIerで客先に行ってたり請負でやってた頃は120万くらいの単価で上記を行っていた。いっぱいピンハネされてたけどね・・・

少し愚痴るなら、元ITコンサル出身のマネジメントを配属してくれた。その人間の単価が180万とかだったか。

 

あまりに使え無すぎて、メーカーの客から出入り禁止を受け、全部私を通してから話しろとなって結局仕事が倍増したのは今でこそいい思い出。何で品質管理の報告まで俺がしてんだろって・・・・

 

あの時の職場は本当に死ぬかと思った・・・・・

 

ちなみに大別して社内SEの募集には2種類あるので注意が必要。

 

①社内の運用SE

大体小・中規模で多い社内SEがこのパターン

 

・社内の業務関連のツールやシステムの運用・保守

・VBAマクロなどで業務改善を行ったりする。

・経営者や上層部の希望のシステム導入の支援を行う(メインではない)

・プリンター、端末管理など総務のIT関連の仕事全般

 

感覚的には100名~300名の会社に一人~二人の場合が多い。

基本的にメインで開発をガッツリは行わないのでこの人数で回るための比率である。

ただし、例えば急にプリンターやパソコンが動かないなどが立て込むと一気に人間の数がたらなくなりハードワークになる。が基本的には定時には退社できるのが一般的。(この業種で残業バンバンなのは完全に運用リソースがパンクしている運用のやり方と作業の多さなだけ)

年収は首都圏ですら550万届かないくらい。350万~500が一般的かな?

 

②社内SE 基幹システム開発

例えば自社に基幹システムを持っている場合、他には開発子会社がグループ会社の基幹システムを開発している場合(基幹システムだけではなく周辺のシステム全般)に主に開発をガッツリメインにしている会社で、社内で要件定義~開発~運用全てを賄っている場合。

これも社内でシステムエンジニアリングしているのだから「社内SE」となる。

 

大手の会社に多いパターン。

こっちは通常のSIerとなんらかわらない。身内な分だけスケジュールもかなり厳しい。

もし子会社化している場合、会社も違うけど、親会社という明らかに立場にすら格差のある人間構成なのでとてつもなくえげつない現場になる。

 

最近は大分IOTも進んでおり、システムなしでは会社はタチいかないので大分開発の立場は改善しているらしいが、昔は本気でゴキブリなみの扱いだった。

障害が出ないのが当たり前、障害が出来たら得体のしれないシステムを扱っているこのSE達をとことん攻める事しか出来ない人間達が、ITの世界からは理解不能な言語で罵倒してくるのである。

 

「この人達現代に住んでいるのかな?」って思われる内容の防止策とか普通に言ってくるので相手するだけで常人の100倍の力が必要だったのは今でも覚えている。

自分達を神様か何かだとでも思っているのかなと本気で切れそうになったことも一杯あったなぁ・・・・システムがなかったらおたくらそもそも仕事すらないやろうになっと。

 

なので、同じ社内SEといっても、ちゃんと業務内容を見ないとエライ目に合うので注意。ちなみに私は今の会社に入ったのは②に募集するつもりでいった。

但し会社の規模がそこまで大きくなかったので、おそらくそこまでタイトなしばりや定型的なスケジュール管理はしていないので開発現場自体はそこまでシビアではないだろうなと思ったから。(これは経験でしかわからない)

 

実際ビンゴだったわけだし、社内SEの仕事部分をやれる人間がいなかったのでそこもマッチしたというのが偶然の産物だった。

 

 

募集見てると、社内SEとか言ってるけど、社内で請負開発やってるのも社内SEって書いてるのもあるんで、ちゃんと業務内容を見ないと「社内SE」だけで検索すると面接1回分時間の無駄になると思う。

 

そして①は本気で募集は出ない。②はかなりたくさんあると思ってよい。

①はそもそもやめる人間がいないのがある。

 

何故なら人間らしい生活が出来るからだ。

なので、長期で転職を考えてる人は①の業務内容をきちんと確認して、応募が出来たら募集するのがよい。特に病院関連は年収は激低いが高速時間は相当低いだろう。

そのかわり社内SEの立場も結構低いのではないかなと思う。

 

 

さて、そんな社内SEとしてなんか生計立てている人間の経歴も少しだけ。

 

私の経歴だが

1個目:独立系SIER

聞こえはいいが単なる人材派遣会社だった。会社規模も小さいので客先常駐しかなかったし。

普通に客先で開発やってた。

 

java関連開発 

 

2個目:ユーザー系SIER

上の②の会社。死ぬほどつらかったし、仕事出来ない時は相当いびられた。

ジンマシン出たり過呼吸出て救急車乗せられかけた時もあった。

でも、ここで学んだことが今の私の仕事のやり方の原点といってもいい。

会社自体はかなり上に行く人間は好きになれなかったが、学んだ内容、スキルは本当に財産だと断言できる。

 

仕事への考え方や、関わり方も学ぶ事が出来、会社を辞める時はそれなりに惜しんでもらえたのは今でもよい思い出。

 

インフラ、社内調整、基幹システムの要件~運用・保守まで全て

顧客折衝

 

 

3個目:独立系Sier 最初はよかった。自社案件に配属されてまったりと出来ていた。

だが、常駐作業をしてから、おそらく管理~開発まで全部出来るのがバレタのだと思う。客先常駐と持ち帰り案件が続くようになった。

子供が生まれた直後嫁がノイローゼになりかけた時に何も助けてもらえず、なんとかプロジェクトだけはやり遂げて退職。会社としてはそこまで悪くはなかったけど、好きにもなれなかった会社。ここでは要件定義~概算見積や、マネジメント、品質管理、一括請負現場の負の部分を学ぶ事ができた。

あんなやり方してたらまともなプロジェクトなんて生まれるわけないのはよくわかる。

 

この全てで私が比較的多かったのが、プログラムやインフラが少し深く、少し広いくらいだったので、プログラムの調査や標準化、インフラ担当との調整業務が付録でついてくることが多かった。後、おそらくコミュニケーション能力は、普通なほうなのもあったと思う。

 

そしてプライベートで結構パソコンいじったり環境作ったりするのも好きだったからかな・・・・

 

マネジメントや品質管理の一般的な知識は勉強できたきがする

 

っという経歴です。

 

今の会社で保守・運用、開発、マネジメント、コミュニケーション、社内調整、インフラ調整で全ての経験がマッチしているのが大きくはある。

 

そして結果として、現在の職場では残業はほぼ0になった。

給料は独立系Sierの頃と変わらなくなるところまで上がっているのであまり不服もない。(多分sierにいたらかなり上がっていたかもしれないけど・・・)

 

っということで、人間らしいSEになりたいのであれば社内SEは確かにお勧めできる。

自分から提案や改善、業務改善などの提案が出来るのであれば(私はやっているほうかな)立場もそこまで低くならず、給与も下がらずにそれが実現できると思う。

 

そういうタイプの社内SEになれば十分に楽しく仕事は出来ると思う。